感染不安や体調不良など、コロナの影響で学校に行かず家庭学習を選択する小学生が増えています。
最近(2021.2)ツイッターで見たのですが、2019年度18万人だった不登校児は、2020年10月時点で31万人になったんだとか。(うろおぼえ)
ものすごい数の子供たちが、今現在国から大して支援もされずに家庭学習しているんですよね。
うちも感染不安から塾に行けなかったり、学校に行っても授業のスピードが早すぎたりして、去年から基本的に私が全教科+英語を見ています。
今回はうちで行っている家庭学習について書いてみたいと思います。
通信教育・基礎ドリル・フラッシュカードの三本柱
うちの基本メニューは、
- 講義→通信教育のすらら
- 演習→市販の教科書ワークと学研のドリル
- 漢字→チャレンジ(スマイルゼミ)
- 語彙や漢字の読み、英単語など→フラッシュカードデラックス(アプリ)
に落ち着きました。タブレット学習ばっかりです。
学校では先生や友達など他の人の視線があるので、ほとんどの子は少なくとも授業中、椅子には座っていられるんですよね。
ところが家では、机の前に座らせておくことすら困難…。
子どもたちは勉強を嫌がって何かとダダこねるし、寝そべるし隠れるし説明も最後まで聞いてられないので、タブレットをフル活用しています。
視力の低下などすごく心配ですが、それしか勉強させる方法がないので仕方ありません。
それでは、それぞれの教材について詳しく見ていきますね。
算数には断然すらら
うちでは初めて勉強をするものは、【公式】無学年式オンライン教材『すらら』|SuRaLa Net Co.,Ltd.という通信講座を利用しています。
算数をメインに、理科と社会をちょっと使っています。算数の復習や先取りなら、通信講座は断然すららがオススメ。
また、すららは無学年方式なので好きなところから勉強ができます。
チャレンジとスマイルゼミは、実は先取りとか復習とかあんまり融通が利かないんですよね。基本的にその月の配信講座か、今まで買った分しか学習できません。
それらが進度に合っていればいいのですが、苦手分野があったり先取りしたかったりすると、ちょっと物足りないのですよね。
その点すららなら、自分の進度にあったところをピンポイントで選ぶことができます。
説明するキャラクターのノリや雰囲気がちょっと古くさいのですが、読み上げは聞きやすいし説明が丁寧なので、低学年のお子さんでも一人で学習を進められると思います。
ただ、すららは書き順とか見てくれないので、漢字の学習にはちょっと向かないです。
漢字の学習にはチャレンジかスマイルゼミ
漢字の書きを学習するには、チャレンジとスマイルゼミがピカイチだと思います。
チャレンジは漢検モードがあるのでどの学年の漢字もOK。たぶんスマイルゼミもそうだったはず。(うろおぼえ)
漢字をノートに練習させるのは、学校の圧力がきちんと働いていれば可能だけど、それが弱まった現在の状況はムリだとわかりました。
子どもが全力でやりたくないと抵抗してくるので、こちらも全力で書かせようとするのですが、結局ダダこねて渋々ちんたら書くので、長時間机に向かう羽目になるし親も疲弊するしで、あんまり効果的な学習じゃないなと。
私は子どもの頃、漢字の書き取りは作業ゲーで楽しかったのですが、人によるんですよね。やりたくない子には苦行以外の何物でもないらしく。
チャレンジやスマイルゼミなら、子ども一人で書き順までしっかり勉強できます。進度はゆっくりだし月額そこそこ高いからキツいんですけど、ゲームみたいなので「やらんこともない」ようです。
ただ、ネットで情報をあさると「タブレットで漢字を学習させた結果、すべてがトメになりハネを習得していなかった」とのコメントがありました。気になる方は、お子さんにそのへん指導してあげるといいかも知れませんね。
漢字の読み、語彙はフラッシュカード
漢字の読みは、フラッシュカードデラックスというアプリを使うと効率がいいです。ゲームみたいなので、子どもでも一人でサクサク勉強できます。
私の場合、エクセルを二列使って、
Text 1 Text 2
修める おさ(める)
みたいなテキストデータを作って、Googleドライブにアップロード、フラッシュカードデラックスからダウンロードしています。
学習モードをSpaced Repupitionにすると忘却曲線に従って間隔を空けて出題してくれるので効果的に暗記できます。
詳しいやり方はコチラ↓をどうぞ。音声もDL出来て便利ですよ。
元となるテキストデータは電子書籍にいいのがあったので、このへんを使っています。
手でポチポチ打ってもいいですが、Calibreと検索するともっと効率的な方法が見つかると思います。
語彙の学習
語彙の学習は、問題文にフリガナがふっていないと難しいので教材作るのが超大変でした。
あんまり参考にならないかも知れないんですけど、ザックリとした手順を置いておきます。
まず語彙の本を買ってきて、普通に裁断&スキャン。語彙力アップ1300のシリーズは、カード状に加工しやすいしフリガナついてるのでオススメ。
PDFで余白をなくすように一括トリミングしたあと、jpgで保存。ページの表裏で微妙にズレがあるので、偶数ページと奇数ページを分けて作業するとうまくいきます。
そのあと一括で分割してカード化していきます。ソフトはPhotoScapeを使いました。
大量にjpgのカードが出来たら、allrenameというソフトでファイル名を整え、エクセルを2列使って次↓のようにファイル名を入力していきます。
Picture 1 Picture 2
表1.jpg 裏1.jpg
で、このシートと同じ階層に画像フォルダをアップロード。フォルダの名前を「シート名(半角スペース)Media」とするとリンクします。
最後にフラッシュカードデラックスの設定でMultiple choiceを選ぶと、画像を使った4択問題を量産できます。
このように準備は超大変なんですけど、ことわざや慣用句など、数こなさなくちゃならなくて人が教えるのが大変な語彙学習も、子ども一人で学習できるようになったので大正解でした。
フラッシュカードはゲームみたいに学習できるので、加工は大変ですが本当にオススメです!
読解・文章題は人が紙で
以上のようにタブレット学習を駆使してきたのですが、やはり演習量が足りないのでそのへんは親が見てあげる必要があると思います。
算数の基礎
算数の超基礎は教科書ワークが色刷りで大きいのでオススメです。
すららで説明が済んだ単元を、本当に理解しているか確かめるためにやらせてみます。
もう説明を聞いていて子どもも大体わかってるのでサクサク進むと思いますが、たまに理解が甘いところがあるのでしっかり見ます。
そのあと、学研の算数のドリルを全種類こなします。
簡単な問題をスラスラ出来るまでしっかりやっておくと、あとあとつまづきにくくてラクです。
上の学年に上がる前に、応用問題を解いておくとより固まります。
ジュニア新演習の算数は5,6年生用はクッソ難しいんですけど、4年生までのは家庭学習用にすごくいいので高いけどオススメ。
「学校より説明がわかりやすい」と子どもがベタボメ↓。これの国語もすごくいいです。
中学生ならコチラがオススメ↓。説明が超わかりやすいので、小学校高学年の子用の先取り独学教材にも◎。
基本が一冊終わったら、数検の問題集で数をこなします。
で、過去問。
家庭学習の説明は以上です。
あと、動画で学習するなら、NHK for schoolとかアマゾンのNHKの有料チャンネル、それからNetflixの子供用の科学番組なんかもオススメですよ!
また機会があったらそちらも記事にしたいと思います。ではでは