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蜜の国

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モテキ最終回の謎に満ちた小宮山夏樹の言動を詳細に解説するよ①

モテキ 男性心理

こんちあー 蜜ですー 「モテキ」を読み解くシリーズ5回目ですね♡今日はいよいよ謎に満ちた「モテキ」ラストシーンへと向かってまいりまーす♡

 

フられたのはフジくんだけじゃない

言葉では決して埋められない溝

最終話1こ手前から参りましょー はい、じゃこれ見てね↓

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(引用:モテキ(4)

フジくんは自分が夏樹ちゃんからフられたと思ってたのに、実家にいたら突然夏樹ちゃんが東京からやってきた。そしてなぜか連泊。めっちゃ家族ともなじんでるし、夏樹ちゃん、楽しそう。でも全然夏樹ちゃんの気持ちが理解出来ないフジくん。

 

で、このシーン↑。フジくんは夏樹ちゃんの行動の意味がずっとわかんなかったから、「ホンネで話しあおう!(ちゃんと向き合ってなかったから、わかんなかったんだよね?)」って言ってるんですね。えっと、今までの夏樹ちゃんの心の解説は前回しました↓

小宮山夏樹は駆け引きなんてしてない ミステリアスでもない ただ子供なんだ - 蜜の国

 

夏樹ちゃんは、ちゃんとフジくんに気持ちを伝えていました。「恋すんの難しいけど、あなたと一緒にいたい。あなたのあたたかさが、私には必要なの。私をフジくんの家族にして!」って。

 

で、夏樹ちゃんのこの不思議な表情だよねー。すごいわかるなー、これ!!気持ちをちゃんと言葉にしてきたのに、価値観が違いすぎて理解してもらえない悲しみ。静かな、でもいつもくっついてきて離れない絶望が、再び頭をもたげる。フジくんと一緒にいると、忘れることが出来てたのに…。

 

そして常に心を支配する怒りの感情と、血を吐くような嫉妬も混じってます。蜜は長く暗い世界の住人でしたから、ひなたの住人への嫉妬の感情がよくわかる。明るい世界の住人、フジくんには一生懸命話しても、わかってもらえないのです。言葉が通じない。

 

暗い世界の人は、「自分が暗い世界の住人であること」に怒りを感じています。静かで恒常的で、常に心を覆う暗雲。これを忘れさせてくれるのが、明るく輝くフジくんだったのに、「お前、今までふざけてたんだろ?そろそろホンネで話してくれよ。意味わかんないよ」って言われてしまう。

 

夏樹ちゃんも悲しいのです。絶望からくる自暴自棄が、夏樹ちゃんの心を支配します。

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(引用:モテキ(4)

出ました!男性を悩ませるミステリアスなセリフ!

男の人って 皆自分勝手に女を分析して カテゴライズするのが好きよね。

「本当の私」を理解したなんて思い込みだか 思い上がりが嫌なの。

そもそも知ってもらいたい「本当の私」なんて無いし。 

 ひなたの世界の人の言葉に翻訳しますね。

 

「話しても全然わかってくれなくて、悲しいよ。私、ちゃんと気持ちを伝えてきたよ? 子供時代を終わりに出来ない私の気持ちなんて、恵まれたフジくんには結局説明してもわかんないんだよ。

 

ね?『本当の自分』なんて虚像だよ。だって言葉を通じ合わせることさえできないんだから… 『人は話せば分かり合える』なんて、ひなたの世界の人同士だから出来ること。私の言葉は、あなたの心に届かない。それなのに『話せばわかりあえる』なんて、思い上がり、思い込みもいいとこだよ… それに私は『本当の私』なんて、汚くて真っ暗で大嫌い」

 

あー、蜜泣けてきた…。てか夏樹ちゃんが自分にかぶってしょうがない。これは私の物語。ひなたの人に憧れるのに、自分はその国の言葉も使えない…。男の人に恋ばかりされるけど、本当に欲しいのは「お父さん」や「友達」なんだよ…。

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(引用:モテキ(4)

これも、すっごいよくわかる!!大事な根幹が不安定なんですよ、夏樹ちゃんは。だから心が定まらないの。好きでそうなってるわけじゃない、根を張る地面を与えてもらえなくて、そうなっちゃったの。

 

でもそんな現実、辛すぎるじゃないですか…!環境に恵まれなくて、暗い世界の住人になっちゃったなんて、絶対認めたくない…!

 

夏樹ちゃんは傷が深くならないように、自分をダマすのです。「こういう人生が、私の望んだこと」ってウソでも信じてしまえば、運命に見捨てられた、かわいそうでちっぽけな自分と向き合わなくてすみます。

 

フジくん:だって嫌だろ?自分のこと勘違いされるの?

夏樹ちゃん:100人いたら100人の頭の中で 見える私って全部違うのよ そんなの全部責任もてないわ どうでもいい

 

↑このセリフね、結婚して子供生んでたっぷり愛情を得た今の私なら、本心から言えるよ。でもこの時点での夏樹ちゃんの心は、

 

「私のこと理解してくれそうな人に、今までだって気持ちをちゃんと話してきたよ。でもみんな私のこと、わかってくれなかった。私が伝えたかったことは、誰もそのままには受け取ってくれなかったよ。今のフジくんみたいに。 だからどうでもいいんだ。ムリなんだよ、光と影が理解しあうなんてさ」

 

有名なセリフ、

自分の思ってもいない方向に 進む人生が好きなの

 

これは泣けた… 

 

今までの夏樹ちゃんの人生のさまざまな地点で、夏樹ちゃんが望んだことなんてなに一つなかったんだなーって…。思い通りにならない家、思い通りにならない壊れた自分の心、発しても意味をもたない私の言葉。

 

そしてその言葉と心が他人と生み出すさまざまな誤解、溝、そして孤独。私を優しく執拗に包む、逃れられない静かな絶望と怒り… 私の人生は、何一つ思い通りにならなかった。

 

手から離れた風船みたいに、どっかに飛んでいってしまいたい。ここではないどこかに… どこでもいい、どこでも同じ。

 

なにこれ、私の話なの?はがしてもはがしても、私が出てくる。

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(引用:モテキ(4)

夏樹ちゃんの中に俺はいない

ただ目の前に存在するだけ

 その通りだと思います。夏樹ちゃんの心は、人を受け入れた上で互いに成長していくって段階にないですね。まずあったかくて安心出来るところに落ち着いて、壊れたところを直さないと。

 

しっかしこの夏樹ちゃんの、ちゃらんぽらんに振舞いながらも鬱屈した怒りを感じさせる描写、よく描けてます!私の歪んだ心も、きっと他人から丸見えなんだなーと自省。仲間だ、夏樹ちゃん。ま、暗い世界の住人同士だから、たとえ会ったとしても仲よくなれそうな気もしないけど…

 

でもこの夏樹ちゃんの、「ただ目の前に見えることで、人を判断する。深く考えすぎない。どんな状態の自分でも『いい』って思う。そしてどこまで行っても人は人、自分は自分」っていう考えは、サバイバルから生み出されたれっきとした生きる知恵なんですよ。いいこと言ってます。フジくんに興味がないわけじゃないですよ。

 

フジくんはひなたの住人だけど、甘ったるいです。ドライに現実見る力って、生きてくためには大事なこと。このいい部分を発展させたのが、シングルマザーの林田さんってキャラにつながっていく。

 

過剰に妄想したり、相手に夢見たり期待したりっていうフジくんの悪いところは、夏樹ちゃんが直してあげられるポイントですね。ほんと足りないところを補い合えるいいカップル。

 

あ、もう3000文字だ!続きはまた次回♡

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