読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

蜜の国

蜜のメインブログです。オトナ向けの記事はサブブログ「蜜の罪」へどうぞ。



もういい加減女に泣くのを強要するのやめろよ

職場では泣くのがタブーなクセに教育現場では女に泣くのを強要する

f:id:blissfulness:20150324204937j:plain

cfourcalvin

女性に頻繁に求められる涙

職場ではすぐ泣く女性社員が問題になりますね。泣けばいいってもんじゃないとか、女の涙は心の汗とか、いつもバッシングの対象です。確かにピンチのとき泣く女性はいただけません。逃げの口実っていうか、弱い立場の悪用だからです。

 

しかしその反面、教育現場とかプライベートに近い場面では女性は泣くことを強要されます。感情の強要です。悲しみを感動を表現しろ、と圧力をかける人が存在する。しかも同じ女性で、年配で分別ある大人だったりする。

 

蜜は幼稚園に子供を通わせるようになって、女性が泣く文化の根強さを実感した。幼稚園はイベントごとに先生が泣く。保護者が泣く。見せびらかすように、大勢の大人がみんなしてぼろぼろ泣く。蜜は大人になってから葬式以外で、これほど人が泣くところに遭遇するとは思わなんだ。

小学生のとき担任の女性教師から「感動の涙」を流さないことに激怒される

f:id:blissfulness:20150324204456j:plain

Jeriff Cheng

あれは確か小学生5年生のときのことだった。学校に素人劇団が来て、戦争中に食料難で動物園の象を殺した話を上演した。有名な話で、蜜も原作読んだことあったっけ。確かにかわいそうな話なんだよ。人間の都合で遠くから連れてきた動物園の象を、「ごはんないんだ」って理由で毒注射して虐殺しちゃうんだから。

 

その上演が終わって、担任の女の先生が激怒した。「みんななんでこんな感動的(?)な話に泣かないんだ!!!」ってね。その先生はもしかしたら、校長とかPTAとか劇団斡旋業者とかに「生徒が無反応だ、どんな教育してんだ!」って文句言われたとか事情があったのかもしんないけどね。

 

で、そのとき運悪く槍玉に上がったのが蜜だった。

 

「蜜さんは泣くと、思ってたんですけどねえ…!!」

 

蜜は「???」だったよ。泣いて怒られたことはあっても、泣かなくて怒られたのは初めてだった。てか今だに「なんで泣かない?!」って怒られたことは、人生でこのときの一回だけ。

 

確かに話は悲しかったよ?でも演技が下手だったんだよ。わざとらしいからそっちのほうが気になって、感情移入出来なかったんだ。

幼稚園の終業式 「先生が泣くのに期待してる」ってメールを保護者全員に配信

これはなんか幼稚園の役員してる保護者が、クラスの保護者全員に流してくれるメールの話。「明日は担任のS先生が泣くのが楽しみでーす」ってメールを、終業式の前日に全員に配信。

 

「は?」だよね。蜜は人に感情を強要するのは、極限の暴力だと思ってる。それが堂々と行われることに、目ん玉飛び出そうになった。女性は社会から、優しさや思いやりを強要されやすい。みんなもうんざりするようなエピソードの一つや二つあるでしょ?でもこのメール、同じ同性が流してくるんだよ?

どおりで幼稚園の先生はイベントのたんびに泣くわけだ

長男が幼稚園に入園してから、疑問だった。幼稚園の先生ってすぐ泣くんだ。音楽祭とかイベントのたびに「こんなに立派に演奏出来るようになってっ…うっ…」っとか言って教員全員でボロボロ泣くんだ。

 

正直新任の先生とかまだ20才とかで、若いんだよ。小さい子どもの成長に共感出来なくて当然っちゃ当然なんだ。仕事にも慣れてないし、だいたい自分の生徒が卒園するまで経験しないと、園児の成長に泣くほどの実感なくても不自然じゃないよ。

 

でも泣く。無理して泣く。いやわかるよ、演技だってことくらい。でも蜜は幼稚園に3年通わせてようやく知った。あれは周りからの「泣け」って圧力で、しょうがなくやってたことだったんだね。

幼稚園ママもこれがまたよく泣くんだよなー

幼稚園は保護者参加のイベントが多い。毎月毎月、お遊戯会とか保育参観が必ずある。多いっちゅーねん!特に終業式や卒業式間近の保育参観は地獄だ。参観のあとに懇親会っていうのがあるんだけど、そこで保護者がひとことずつ感想を述べる。ここで泣く人が多いんだよなー。

 

蜜は「全員から一言ずつ」ってコースのときは、1,2分しか話しません。内容もかなりあっさりです。友だちでもないよそさまの時間を、奪っちゃいけないなって思うから。

泣くことでいい母親アピールしてくるんだなー、これが

f:id:blissfulness:20150324205354j:plain

*christopher*

 しかし全員参加のこの懇親会で、見せびらかすように泣いて語る人がいるんですよ。こないだの卒園式直前の懇親会はひどかった…。クラスの半数ちかくの保護者が泣いていた。

 

入園からはじまる苦労の日々、子供が乗り越えたさまざまな行事…。涙でぐちゃぐちゃになりながら、長々と語る人多数。まるで泣かなきゃ女失格とでも言うみたいに、大勢泣くんだ。

 

でもですよ。大変な思いしたのは幼稚園児の母親なら全員なんですよ。それをあえて、みんなの貴重な時間を奪って泣いて語るんです。(長々と話すから時間延長してます。午後仕事がある人も帰れません)

面白いのはそういう人に限って、モテなさそうな女性ばっかりってこと

はい、蜜はいじわるです。わかってます。でもこっちだって長時間、いい観客でいなくちゃなんないんです。疲れます。しんどいですよ。いかにも共感してますって表情作って「うん、うん!」って数十人のべしゃべしゃスピーチに拍手し続けるのは。

 

で、つまんないから分析はじめちゃうわけです。それでつかんだ傾向。みんなの時間ムダに奪う奴に限って、モテなさそうな女だ…。

 

懇親会が彼女たちの晴れ舞台になっちゃってます。

 

「みんな、見て!私って、献身的な母親なの!こんなに、こんなにこんなに子供たちを思って涙まで流してわけわかんなくなっちゃって…!あぁ、私、女性らしくていい女だわ…!」

 

いや聞かされるほうの身にもなってくださいよ…。オナニーはね、見たい人の前でやればいいんです。見たい人がいるか知らないけど。少なくとも蜜は興味ないです。ていうか午後も仕事なんで、軽く営業妨害です。

バッシング受けるほど関心を持ってもらったことがない

もし蜜が同じことやったら、確実に陰口叩かれると思います。でも泣き語りの皆様方はそんなこと気にする様子もなく、嬉々として注目を浴びる快感に震えていらっしゃる。はて、これはいかに…?

 

想像ですけどこの世には、なにをやっても関心を寄せてもらえない方が存在するようです。人に迷惑かけるみっともないことやっても、話題にも上がらないんです。何をやっても関心が集まらないさみしさが、彼女たちをこういう迷惑行為に走らせるんでしょうか。

涙は感情の動きの結果であって、涙に女の価値があるわけじゃない

だから泣くのを強要する文化をやめてください。涙で女の価値を計るのもやめてください。無意味です。暴力的です。

 

大体それって、女同士でやってることです。男性は蚊帳の外。何に対するアピールかわかりません。「モテ」がはっきりわかんない(モテない)人たちが作り上げた、架空の女の価値だと思います。

 

人に強要されて流す涙に価値はありません。また関心をひくために流す涙は、ひたすら安っぽくて汚らわしい感じすらします。「愛」が欲しいのですね。関心が欲しいのですね。でも女性のその欲望は、「やりまくりてえ」と息巻く男性の性欲と変わりありません。恥ずかしくてみっともないです。

もっと自分を大事にしてください

大人になってから愛を乞う人は、もの悲しい。それに気づかない心の鈍さはみっともない。あなたの感情は、道具じゃないんです。注目を集めるために、利用しないで欲しいです。

 

自分を大事にする人が、本当に人から大事にされるのです。感情はあなたの心から発せられるオーロラみたいなもの。その瞬間瞬間、感情はすべてあなたのものなのです。荒々しかったり計算高かったり、意地悪だったり小ざかしかったり。いつでも整ってないかもしれない。

 

でもみんなすべからく美しいのです。どうしようもなくて愛おしいのです。押し付けられる女性らしさに踊らされないで。私たちは女性である前に人間なのです。

 

蜜でしたー